正月を無事迎え、次に待っている日本の風習の1つが「節分」です。
節分といえば2月3日と覚えている方が多いと思いますが、2021年は節分の日が2月2日となります。これは1897年以来124年ぶりとのことです。(その理由についてはHUFFPOSTで紹介されてますのでご覧ください)
節分の時には、豆まきをし、イワシと恵方巻きを食べるのが一般的に知られている風習です。
そして恵方巻きの食べ方にはルールがあるのを知っていますか?
この記事では、恵方巻きの由来と正しい食べ方を紹介しますので参考にしてください。
恵方巻きの由来
節分の時にする豆まきとイワシを食べるのは昔から行われていたのですが、恵方巻きを食べる習慣ができたのは、そんなに古くからではないんです。
太巻きを食べるという風習は大阪が発祥で「丸かぶり寿司」と呼んでいたものが、1989年にセブンイレブンが「恵方巻き」という名前で大々的に売り出したために全国的に広まったといわれています。
恵方巻きの中身の具材は7種類使うとされているのですが、その理由は七福神を意味し無病息災を願うという縁起担ぎからきています。
恵方巻きをその年の良い方角(「恵方」といいます)に向かって願い事をしながら食べると幸運が訪れるということで縁起担ぎとしてこの習慣が広まりました。
2021年(令和3年)の恵方は「南南東」です。
恵方巻きの食べ方① 願い事をしながら無言で食べる
恵方巻きの食べ方にはいくつかルールがあるので紹介します。
一つ目は「願い事をしながら無言」で食べるということなのですが、これにも理由があります。
恵方巻きには、幸福を巻き込むという意味があり、喋ってしまうと福が逃げてしまうので無言で食べるとされています。
そして食べる時には「願い事」をしながら食べるので、一生懸命願っている時に、お喋りはできませんものね。
恵方巻きの食べ方② お茶は飲んでいい?
幸運を逃さぬように無言で食べるのですが、お茶や違う物を途中で飲んだり、食べても良いのかというと、正式にはNGとされているようです。
基本的には恵方を向き、食べ終わるまで話さず、一気に食べるものです。
一気に食べるがルールなので、できることならお茶は飲まない方が良いです。
恵方巻きの食べ方③ 切るのは間違い?
恵方巻きは太巻きなので「太いな~」と思う人は多いのですが、基本的には1本丸かじりしなくてはいけません。
太いうえに長いし、どうしても切って食べたくなりますよね。しかしここにもルールがあります。
太巻きを切ってしまうと「縁や福を切ってしまう」という理由があるそうです。
しかし、ものは考えようで良縁は切っては困りますが、悪い縁は切りたいですよね。
だから、この切ることに関しては個人の考えで良いのではないでしょうか。
最近の恵方巻は具が豪華になっていて子供には量が多すぎるし、2等分ぐらいの長さだと途中で苦しくなることもなく丸かじりしやすいのでオススメです。
まとめ
節分には「恵方巻き」が普通と思っていましたが、昔からの風習ではないことに少し驚いてしまいました。
私の場合は子供の頃から太巻きを丸かじりするという風習がありましたし、紹介したルールも実行していました。
節分の日は豆まきをして、願い事をしながら恵方巻きを食べるのが通常のことでした。
子供も喜ぶ行事ごとなので、初めてする人は楽しくできると思いますよ。