夏休み工作に何を作ろうか?どうやって作るか?材料は何が必要か?迷ってしまうことはたくさんあって悩んでしまいますよね。
小学校低学年の子が取り組める自由研究として、「紙粘土で作るオリジナルの貯金箱」「貝殻・小枝・石ころで作る写真たて」「勉強にもなる漢字かるた」の3つを紹介します。
楽しめる、想い出になる、勉強になるような内容になっていると思いますので、ぜひ参考にしてください。
目次
夏休み工作① オリジナルの貯金箱
自由研究でオリジナルの貯金箱をつくってみるのはいかがでしょうか?
おすすめの貯金箱の作り方のアイデア、誰でも参加できるコンクールについてお伝えします。
作り方のアイデア
いざ作るとなるとどうやったらいいものか、材料な何が必要か、迷ってしまうものです。
粘土や木材、画用紙などを使用すると簡単にオリジナル貯金箱がつくれます。
動物は想像しやすいので作りやすいのではないでしょうか。
材料は、紙粘土でしたら百円ショップで手に入るでしょう。
もともと色付きのものを買っても良いし、白い紙粘土に絵の具で色付けしてもどちらでも構いません。
こちらは、私が作成したものです。
粘土を混ぜると売っていない色のものを作ることができます。
例えば、赤と白でピンク、オレンジに白で肌色など簡単につくれます。
こちらは、もともとの発色のものを使用したものがほとんどです。顔の色は肌色を作りました。
初心者の私でもこんなに可愛く作ることができます。
こういった、紙粘土を使って貯金箱を作るのはどうでしょうか。
一から作るのが難しい人は、百円ショップで貯金箱を買って、そこに粘土を張り付けていくという形をとると良いと思います。
紙粘土は、百円ショップなどで買った白い紙粘土をつけていって、最後に絵の具やペンキなどで色を塗るでも良いでしょう。
カラー粘土をはじめから買うのもありだと思います。
また、白い粘土にはじめに絵の具で色をつけて練りこむというやりかたもあります。
子供の好きそうな材料を集めてあげると良いでしょう。
用意するもの
- <使用する文房具>
のり、はさみ、ボンド、絵の具 など - <主要材料>
粘土、木材、楊枝、割り箸、画用紙、貯金箱の型 など - <飾り>
リボン、スパンコール、ビーズ、毛糸、モール など
紙粘土で貯金箱を形成して、ボンドなどで好きな飾りをつけていくと自分のオリジナル貯金箱を作ることができます。
自分の好きなもので作った貯金箱ですので、お金を貯めるのが好きになるかもしれませんね。
貯金箱コンクールに応募してみてはいかが?
実はゆうちょ銀行では、毎年貯金箱コンクールをやっています。
それにちなんで、毎年小学校に貯金箱の作品の募集がかかるんです。
図工の先生がほとんどの作品を提出してくださいます。
参加賞は全員もらえますが、入賞するとかなりすごい景品がもらえるようですよ。
しかし、応募の規定が「オリジナルであること」なんです。
ですので、キットで作ったものは除外されてしまいます。
詳しいことは、ゆうちょのホームページを参照してください。
参加作品1点につき10円を、ゆうちょ銀行から公益財団法人日本ユニセフ協会およびJICA(独立行政法人国際協力機構)に寄附し、開発途上国で貧困や病気に苦しむ子どもたちのための支援活動に役立ててくださるそうなので、自由研究が募金にもつながります。
賞ももらえて募金にもつながり、さらには自由研究も終わってしまうなんて、なんだか一石二鳥どころか、一石三鳥ですね。
夏休み工作② 貝殻を使った写真立て
次に、小学生低学年のお子さんでも上手に作れる簡単な写真立ての作り方をご紹介しています。
夏休みの旅行で海に行くと、つい綺麗な貝殻があります。そして、山に行けば、綺麗な小枝や石があります。
そんな貝殻・小枝・石を使って、夏休みの想い出を保管できて、学校の課題もこなせてしまう、一石二鳥のアイデアがあります。
他の研究をやってくるお子さんと比べて見劣りしないかな、と心配な方もご安心ください。
自由研究の作品として先生に評価してもらえる裏技もご紹介します。
用意するもの
まずは写真立ての材料を調達しましょう。
拾ってきた貝殻の他に必要な材料は、すべて百円ショップに行けば揃います。
私のおすすめは「セリア」と「キャンドゥー」ですが、今の百円ショップはどこも品揃えが豊富ですので大きなところに行けばそろうと思います。
- 【貝殻やサンゴ】
海に行った時に、綺麗な貝殻やシーガラスを拾って使うのが良いと思います。沖縄やハワイなどではほんとうに綺麗な貝殻やサンゴが拾えますよ。 - 【写真立て】
100均で調達しましょう。木のぬくもりのあるものでも、青やピンクなどでも可愛いと思います。お子さんが気に入ったものを買うといいと思います。 - 【グルーガン】
DIYでおなじみのグル―ガンも100均で入手しましょう。ボンドも良いですが、やり直しも利くし速乾性なのでグルーガンをおすすめします。
ここまで揃えたら作り方は簡単です。
作り方
では早速、作ってみましょう!!
①構図を考える
好きなようにどんどんつけていくのも良いですが、せっかくの自由研究ですので、デザイナーのように白紙の紙に構図をかいてみましょう。
書くのが大変だったら、写真立てと同じような大きさに紙を切って載せてみたのを写真に撮るのも良いと思います。
そして、子どもの考えた構図の理由などを聞いてメモしてあげると良いと思います。(ここがポイントです)おもしろい意見が聞けたりすると思います。
ただ付けるだけだと、作るの楽しかったという印象で終わりますが、構図を考えることによって思考力と応用力を培うことができます。
②写真立てにグルーガンでつけていく
グルーガンは熱くなるので使うときは保護者の方が見てあげてください。
100円ショップのものはコードが短いので延長コードがあると便利です。
グルーガンの先からロウが溶け出てくる場合があるので下に紙を敷くなどすると良いと思います。
③出来上がったら写真を入れよう
ぜひ、家族の思い出の写真や夏っぽい写真などを飾ってみてください。
玄関に飾ってもよいですし、リビングに飾っても可愛いと思います。
家に飾った写真も撮っておくのもよいかもしれません。
うまく作るためのコツ
ポイントは構図を用意することと、まとめの冊子を作成することです。
作品としてグッと締りが出ますので、ぜひやってみてください。
先生に評価してもらう裏技
自由研究は、学校に行った時に発表することが大半だと思います。
そのとき写真立てだけだと、他の子たちが凝ったものを作ってきたときに寂しいと感じてしまうことがあるかもしれません。
自信を持って発表するための筋道として、構図や理由、飾った様子などを冊子にしてあげると良いと思います。
ここは親御さんのサポートが必要です。
どうしてこの構図にしたのかなど質問してあげて、それをまとめていきましょう。
家に飾った写真を載せたり、作った感想も書くことで、自由研究として体裁に厚みが出ます。
夏休み工作③ 漢字かるた
自由研究の工作のテーマとして、親としては何かしら勉強に結びつくようなことをやってほしいなぁと思いますよね。
低学年の小学生向けに、学校の授業の復習と予習をしながら夏休みの工作を完成できてしまう、とっておきのアイディアをご紹介します。
小学校低学年のお子さんは、学校で学習した文字や、これから学習する文字を使って「かるた」を作ってみませんか?
枚数が多いので大変かもしれませんが、自分で文章を考えたり、絵を描いたり、楽しみながら取り組むことができます。
字も覚えますし、結構頭を使いますよ。作り終わった後は、達成感もありますし、家族や友達と一緒に遊べるのもいいですね。
絵を描くのが好きな人や、コツコツと頑張りたい人におススメです。
用意するもの
厚紙、ひらがな表やカタカナ表・漢字表(教科書の一番後ろに載っています)、マジック、色鉛筆、じょうぎ、はさみなど
作り方
では早速、作り方をご紹介します。
厚紙をかるたの大きさに切り、読み札と絵札に必要な枚数を作ります。
厚紙を切るときは、じょうぎで線を引いてから切るか、方眼入りの厚紙を使うといいですね。
ひらがなやカタカナは全部で四十五文字なので、ひらがなかるたやカタカナかるたを作るときは、読み札と絵札はそれぞれ四十五枚ずつ必要です。
漢字かるたは、一年生で習う漢字は全部で八十字、二年生では百六十字、三年生では二百字で、全ての漢字を使って作るのは難しいので、作りやすい漢字を選んで、三十~四十五枚ずつにするといいですね。
次に、読み札と絵札の右上の方に、はじめの一文字を書くための〇印をマジックで書きます。
ペットボトルのふたなど、丸い形をしたものをなぞると書きやすいですね。
そして、読み札に、自分で考えた短い文章を書いていきましょう。
(書き終わった文字は、ひらがな表やカタカナ表、漢字表に印をつけておくと、重複しなくていいですよ)
絵札には、それに合った絵を描いていきます。
簡単に低学年でも作れるポイント
読み札や絵札を作るのが、少し難しいと感じるかも知れません。
そこで、低学年でも作れるようになるとっておきのポイントをお教えしましょう。
読み札を作るときには、テーマを考えてから作るといいでしょう。
例えば、「小学校生活に関すること」「夏に関すること」「住んでいる地域に関すること」などが考えられますね。
具体的には、「小学校生活に関すること」であれば、「(あの読み札)あがりとう、おいしい給食作ってくれる、調理員さん」「(いの読み札)いつも笑顔の、〇〇さん(クラスメイトの名前)」「(うの読み札)運動場、休み時間は、一番人気」など、テーマを決めてから文章を考えると、作りやすいし、統一感のあるかるたができます。
リズム感のある文章をつくるには、実際に声に出して読みながら考えるといいでしょう。
また、絵を描くのが少し苦手という人は、読み札の文章に関係のあるものを写真で撮って、絵札に貼り付けてもいいですね。
枚数があるので出来上がったときの喜びが大きいかるたづくり。
クラスのみんなにウケるようなおもしろい読み札を考えていると、いつの間にか夢中になってしまうかも知れませんね。
楽しみながら国語の勉強にもつながる、とってもおすすめの自由研究です。
まとめ
如何だったでしょうか?
小学校低学年の子供が取り組める自由研究として、「紙粘土で作るオリジナルの貯金箱」「貝殻・小枝・石ころで作る写真たて」「勉強にもなる漢字かるた」の3つを紹介しました。
楽しめる、想い出になる、勉強になるような内容になっていると思います。ぜひ、参考にしてください。