寒中見舞いは厳寒期に相手を気遣う気持ちを表すためのものなのですが、それだけでなく色んな事情で年賀状を出せなかった時や、喪中に年賀状が届いた時などにも使います。
松の内が明ける1月8日から節分(立春の2月4日の前日)までに送るのがマナーとされています。
また、寒中見舞いを喪中の人が送る場合の切手はどうすれば良いのでしょうか?そのような悩みを解決したいと思います。
寒中見舞いの切手の種類は?
寒中見舞い、そして喪中の場合でも弔事ではなく、相手側の安否の確認と心遣いが趣旨なので、通常の切手でも記念切手でもマナーとして問題ありません。
もともと寒中見舞い専用の切手という種類は存在していませんので、基本的にどのような切手を選んでもOKですが、慶弔切手を使用するのだけはNGです。
また、注意すべき点として、切手は通常の物で良いですが、ハガキは余っているからといって「年賀はがき」を使用してはいけません。
未使用の年賀状が余っているようであれば、郵便局で普通切手と交換してもらえます。年賀はがきの販売期間内(11月1日~翌年1月の第1金曜日)であれば手数料は無料ですので、この制度を利用すると良いでしょう。
販売期間終了後は通常はがきと同じ扱いとなって1枚につき交換手数料が5円かかりますので注意が必要です。
寒中見舞いの切手の値段は?
寒中見舞い専用の切手はありませんので、通常の切手か記念切手になります。
ハガキ用の切手はどのタイプの切手も63円で買えます。貼った切手の料金が不足していた場合は、相手に届かずに返送されてしまいますので、切手の値段を間違えないように注意してください。
喪中などで年賀状を出せない場合は喪中ハガキや寒中見舞いを出すのですが、まとめて業者に頼む場合やネットで注文する人が多くなってきました。
その場合は切手と印刷やはがきの込みの値段になります。
どのくらいの値段になるか例をあげておきますね。
<郵便局(早期なら割引もあります)>
・薄墨タイプ(喪中)では10枚で約2903円
・スタンダード(寒中)でも10枚で約2903円
ネットなら色んな業者があり、上記よりかなり安くなっていますので、調べてみるのもオススメです。
寒中見舞いの切手 喪中の場合は?
寒中見舞いを喪中の人が送る際も、切手は慶弔切手を選ぶ必要はありません。
よく勘違いしてしまうのが、胡蝶蘭の柄の切手です。
切手部分が胡蝶蘭になっているタイプの官製ハガキが郵便局で販売されていますよね。
郵便局は使用例として、喪中ハガキや寒中見舞いに使えると書いてありますが、胡蝶蘭=喪中という意味ではないので注意しましょう。
そもそも胡蝶蘭の柄が喪中・寒中見舞い専用ではないのです。
寒中見舞いは寒さをどう過しているかの挨拶状になるので、喪中であろうとなかろうと、相手にあった切手を選べば大丈夫です。
例えば目上の人や年配の人に出す場合はシックな切手を貼る、親戚などに出す場合は花シリーズを使うなどです。
もちろん胡蝶蘭を選んでもOKです。
繰り返しますが、胡蝶蘭=喪中ハガキという認識が間違いなのです。
喪中に年賀状をもらって返事をする場合の文例などはこちらの記事をご覧ください。
まとめ|寒中見舞いの切手の種類
寒中見舞いの切手の種類はどうすれば良いか?そして、寒中見舞いを喪中の人が送る場合の切手はどうすれば良いか?わかっていただけたでしょうか。
寒中見舞いが届いた時は嬉しいものです。
上記の事を参考にしながら、寒中見舞いを準備してくださいね。